外資 2008 8 9

 どうも日本人は、外資というと、
ハゲタカなどを連想し、毛嫌いする傾向がありますが、
そういう心情を改めるべきです。
 確かに、外資には、ハゲタカのような行儀の悪いファンドがあるかもしれません。
しかし、外資がすべてハゲタカだと思うのは、大きな間違いです。
 別の目的で、日本に来ている外資があります。
それは、日本を避難場所として考えている外資もあるということです。
世界的で経済的な風水害を避けたいと考えて、日本で雨宿りしたいという外資です。
 ピンとこない日本人が多いと思うでしょうが、
「インフレがない、政治的に安定している」ということは、重要なことです。
 世界を見渡せば、インフレで苦しむ国が多いのです。
そういう国では、いくら金利が高くても、資産運用のリスクがあります。
また、政治的に不安定な国、あるいは安定はしていても独裁国家、強権国家が多いのです。
 そういうわけで、消去法で、日本を選択するという外資もあります。
資産運用というと、「殖やす」というイメージが強いでしょうが、
実は、「減らさない」ということも重要です。
 資産を減らさないということは、
「インフレを避ける、政治リスクを避ける」ということです。
そして、「そういうことが可能な国を探す」ということです。
 日本は、いまだにデフレの雰囲気がありますが、
世界的には、インフレを警戒しています。
また、地域紛争が拡大して、戦争に発展する可能性がある地域が多いのです。



















































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